「機能は似ているのにあのサービスが選ばれる」——この差はプロダクトブランディングの差です。
機能の差別化が困難な現代において、「使いたい気持ちになる」「使うことが誇り」と感じさせるブランド体験が、継続率・口コミ・LTVを決定します。
プロダクトブランドとは何か
プロダクトブランドとは、サービス・アプリ・SaaSを使う人が感じる「このサービスらしさ」の総体です。UIデザイン・コピーライティング・エラーメッセージの文章・ロゴ・配色・音・アニメーション——これらすべてがブランド体験を構成します。
プロダクトブランドを強化する5つのアプローチ
1. トーン&マナーの統一
「このサービスは友人のように話しかけてくる」「プロフェッショナルで礼儀正しい」——プロダクト内のテキスト(ボタンラベル・エラーメッセージ・メール)のトーンを統一することで、ユーザーは「このサービスの世界観が好き」という感情的なつながりを持ちます。
2. UIデザインの一貫性(デザインシステム)
ボタンの形・カラー・フォント・スペーシング——これらを定義したデザインシステムを構築することで、プロダクトが成長しても一貫したブランド体験が維持されます。Notion・Figmaのようなデザインシステムは参考になります。
3. オンボーディング体験の設計
ユーザーが初めてサービスを使う体験(オンボーディング)がブランドの第一印象を決めます。「使いこなせた!」「このサービスは自分を気にかけてくれている」という感情を初日に作ることが継続率を高めます。
4. コミュニティ・ユーザーエンゲージメント
Slack・Discord・noteでのユーザーコミュニティは、「このサービスのユーザーであることが誇り」という帰属意識を生みます。コミュニティがあるプロダクトは解約率が低く、口コミ数が多い傾向があります。
5. ブランドストーリーの発信
「なぜこのサービスを作ったか」「誰の課題を解決するために存在するか」——創業者のストーリーをnote・Web・SNSで発信します。ストーリーに共感したユーザーは熱狂的なファンになりやすいです。
SHIKARI STARTUP
プロダクトブランディングのご相談
UIデザインの統一・トーン&マナー設計・ブランドストーリーの発信まで、プロダクトをブランドにするためのサポートをします。
無料相談・お問い合わせよくある質問
- Q. デザインシステムはいつ作るべきですか?
- エンジニアとデザイナーが複数人になり、UIの一貫性を保つことが難しくなった段階で整備することをお勧めします。PMF(プロダクトマーケットフィット)前は柔軟性を保つことが重要です。
- Q. トーン&マナーの設計はどうすれば良いですか?
- まず「このサービスが人格を持ったとしたら、どんな人か」を定義します(例:「賢くて親切な同僚」「頼れる先輩」)。その人格が話すように文章を書くことがトーン統一の基本です。
- Q. プロダクトのロゴとコーポレートのロゴは別にすべきですか?
- プロダクトが複数ある場合や、コーポレートとプロダクトのターゲットが大きく異なる場合は分けることを検討します。単一プロダクトの場合はコーポレートとプロダクトを統一することが多いです。
- Q. BtoB SaaSでもブランドは重要ですか?
- 重要です。特に複数の競合サービスを比較するシーンで、「使いたい気持ちになる」UIブランドが評価軸のひとつになります。また採用でも「このプロダクトで働きたい」という動機になります。
- Q. ユーザーコミュニティの立ち上げを支援してもらえますか?
- コミュニティのブランド設計(ネーミング・ビジュアル・文化設計)はサポート可能です。運営は自社チームと連携しながら進める形が多いです。
まとめ
- 機能の差別化が困難な時代、「使いたい気持ちになる」プロダクトブランドが継続率・口コミを決める
- トーン統一・デザインシステム・オンボーディング・コミュニティ・ストーリー発信の5要素がプロダクトブランドを形成
- デザインシステムの構築が複数人チームになったタイミングでのブランド一貫性維持に不可欠
- ブランドストーリーへの共感が熱狂的ファンを生む——創業者のストーリーをオープンに発信する